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上映作品

寄り鯨の声を聴く

監督:角洋介   17分

出演:穂紫朋子、久保田メイ、山口森広、岡崎森馬、渡邊雛子

音楽:ioni

歌:工藤さくら

録音・サウンドデザイン:Keefar

助監督:緒方一智

高校2年生のユーキは、気づけば学校に行けなくなってしまっていた。自分でもどうしたらよいか分からず茫然と過ごしていたある日、従姉妹のエリコが訪ねてくる。海獣学者のエリコは、鯨のストランディングの調査にユーキを連れ出すことにする。

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〈監督プロフィール〉
角洋介(すみようすけ)。1993年生まれ、福岡県出身。九州大学芸術工学部画像設計学科卒。 大学時代から多くの自主制作映画に携わる。ロサンゼルスで1年間映画の勉強をしたのち、東京を拠点にシネマトグラファーとして活動を開始。「生きること」という普遍的なテーマに向き合いながら、自身の作品制作も積極的に行なっている。

推薦委員の推しコメント

学校に行けなくなってしまった女の子が、砂浜に打ち上げられた1匹の鯨を通じて自分自身を取り戻していく。

シンプルな物語ですが、俳優さんたちの演技力が非常に高く、素晴らしい完成度でした。

全体を通じて、背景描写の撮り方がとてもうまいなという印象を受けました。

作中で登場人物たちが通る夜の国道や、砂浜に到着したときの未明の空。

それら一つ一つの舞台の撮り方が美しく、ぐいぐいと作品世界に惹き込まれました。

自分の想像をはるかに超えるモノや人、経験に触れること。

そういったことがこんなにも人の心に響き、前へと進ませるきっかけを与えてくれるんだということを教えてくれた作品でした。



​(古本屋まるちやん)

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