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上映作品

私のパンの焼ける音

監督:蔵岡登志美  7分

出演:田邉優

この物語は不慮の事故で両足の自由を失った男と耳の聞こえない少女の見えない壁を描いたものである。 男は自分が障害者となった現実を受け入れられず、焦りや不安、失意の中で自暴自棄な日々を過ごしていた。 一方、少女は生まれつき耳がきこえないろう者だ。 臆病だった彼女が、誰かに強制されるわけでもなく、自ら困っている他人に手を差し伸べられるようになる。彼女にとっては聞こえる世間との壁を越えるきっかけとなった。

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〈監督プロフィール〉
蔵岡登志美(くらおかとしみ)。ENBUゼミ映像監督科卒業  フリーの映画監督であり富士吉田映画学校の講師も務める 短編映画「LOKC」(脚本 監督)主演 菊池凜子 ドキュメンタリー映画『平成富士吉田の胎動」(監督)

推薦委員の推しコメント

街のパン屋さんのいつもの光景。そして男が少女と出会い、気持ちが変化することでお互いに新しい世界が広がっていく。

あちこちに散りばめられたさりげない描写と音楽がパンが焼けるようにあったかい気持ちにしてくれます。

たった7分の中でいろいろな感情を表現する俳優さんの演技も素晴らしく、ほろりとしました。

境遇は変えられなくても、気持ちや見方が変われば人はもっと幸せになれる、気づきの大切さを教えてくれる作品です。

​(くろくま)

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